加藤哲建築事務所

浜田の家(2007)
「建てるなら木の住まいがいい。できれば地場産材を使った秋田らしい家を」と思いを語ってくれた施主のIさん。
設計者が圧倒されるほど、家づくりのための勉強を重ねていらっしゃいました。
完成したI邸は、しっとりと足裏を受け止める秋田杉の床やどっしりとした栗の梁がふんだんに使用されています。
空間におおらかさや安心感を与える木材は、良質なものであればあるほど市場でも高値で手に入りにくい。
施工単価の負担にならないように良質な木材を供給するため、当社では自ら原木を仕入れて乾燥や加工までを手掛け、圧倒的に価格を上回る品質を提供することに力を尽くしています。
そうして手塩にかけた材料を惜しみなく使い、職人の手による長く愛せる家を提供することが私たちの喜び。
初めて新居を訪れた息子さんが素足で元気に走り回る姿、それを見守るご家族のまなざしが、この家の包み込むような存在感と重なって見えました。

やわらかな印象の木を使用した壁と優しいモスグリーンの屋根

屋根つきのデッキスペースは機構の良い季節のセカンドリビングに

建具や収納も大工工事と建具工事の組み合わせでコストを抑え、手をかけたオリジナル

I邸のシンボルとも言えるたくましい栗の木の梁。その力強さが安らぎを生む

どこにいても外の緑が目に入る窓の配置

ちょっとしたスペースに居場所を散在させて住心地を高めています

2階の個室には吹き抜けからリビングをのぞける内障子

引き戸や扉など建具のひとつひとつもI邸のためのデザイン

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